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台北の街角

台湾の現地企業で働きながら、たまに中日翻訳などをやっています。台北に来て16年くらい。
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ああ勘違い

「『應收、實收』の日本語は何ですか?」
 
本日同僚からこんな質問を受けました。
今働いている会社は決済サービスの業務も行っているのですが、これも決済関連の単語です。
 
『應收款』なら辞書には「売掛金」等の単語が載っています。
ただ、今回の場合は売掛金ではありません。
 
決済サービスでは、コンビニ支払いやクレジットカード、キャリア決済等、いろいろな支払い手段が含まれており、それぞれ会計処理方法が異なります。
おおざっぱに言えば、コンビニ支払いでは末端ユーザーがコンビニで支払いをした時点でコンテンツ業者の売上になりますが、キャリア決済(ユーザーが携帯電話の支払時にコンテンツ利用料を一緒に払う)の場合、オンライン上でユーザーがキャリア決済でコンテンツを購入した時点では業者の売上にはならず、実際にユーザーがキャリア(携帯の通信事業者)にその月の利用料を支払った時点で、やっと売上が確保できることになります。
 
「應收」は、コンビニ支払いのように、ユーザーがその場で支払い、すぐに売上に計上できる金額を指します。
「實收」は、キャリア決済等のように、実際にユーザーからの支払いがあるまで待たなければならない金額を指します。
 
日本語で何というかわからず、ネットでいろいろ検索していたら、「仮売上」「実売上」「即時売上」という言葉がありました。
 
どうやら、このようになるようです。
應收:「実売上」又は「即時売上」
實收:「仮売上」
 
--------------------
※参照したサイト例
 
 
 
--------------------
 
このことを同僚に回答したところ、面白いやりとりになりました。
私が「應收は『実売上』、實收は『仮売上』」と答えたら、相手は「え?それ、反対じゃないの?」と言うのです。
 
中国語の「實收」は「実際に収入が発生した(ユーザーが実際に支払った)」というニュアンスなので「実売」だろう、ということらしいです。
確かに「實=実」なので、直感的にはそう思ってしまいます。
 
実は、当初私は中国語の「實收」は「その月の実質収入」の意味に理解していましたが、それは「應收」のほうでした。
 
私は中国語の「應收、實收」の意味を逆に理解し、
相手は日本語の「実売上、仮売上」の意味を逆に理解していたのです。
 
「實收」≠「実売上」というところが紛らわしさの根本なのですが、
私は日本語の意味で中国語を理解し、たぶん相手は中国語の意味で日本語を理解し、それぞれが誤解したという、母語の違いによって同じ単語への理解が異なったのかなと、面白く感じました。
 
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